当院の取り組み

【皮膚科】令和7年 帯状疱疹ワクチン

2025/04/16

<帯状疱疹ワクチン>
・帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。典型例は体の片側に痛みを伴う水疱(みずぶくれ)が帯状に出現します。80歳までに3人に1人がかかるといわれています。帯状疱疹による主な合併症に神経痛があり痛みが長く続くことがあります。

・帯状疱疹ワクチン接種により発症率の低下、発症後の症状軽減が期待できます。ワクチン接種は主に50歳以上の方に行われます。任意接種に加え、R74月から定期接種も始まる予定です。ワクチンは水痘ワクチン・ビケン(生ワクチン、1回接種)とシングリックス(不活化ワクチン、2回接種)の2種類あります。かかりつけ医のある方は、必ずかかりつけ医とご相談の上、どちらのワクチンにするか選択後にご予約ください。下記の表のほかに化学療法や免疫抑制剤で治療中の方、骨髄移植前後の方などは特に注意を要しますので通院中の施設でご相談ください。

定期接種
定期接種対象者(千代田区ホームページから転載)

・年度内に65歳になる方。

60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、1級相当の身体障害者手帳を持っている方

・(令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置)年度内に707580859095100歳になる方

・(注意) 100歳以上の方については令和7年度に限り全員対象。

・(注意) 任意接種等で接種を完了している方は原則として対象外です。

上記に該当する23区民の方が当院の定期接種対象です

任意接種】50歳以上の方に対し市区町村の自治体によっては一部助成があります。ご自身での申請が必要です。まずはお住まいの役所・保健所にお問い合わせください。助成を使用される場合はその自治体の指定医療機関でのみ接種可能です。当院では千代田区の助成を利用できます(千代田区の指定医療機関です)。

定期接種と任意接種のどちらの対象か、どのワクチンを打つかをご確認のうえ皮膚科外来へご連絡、ご予約して下さい。定期接種、区の助成をご利用の任意接種の方はお手元に予診票をご用意の上でお電話ください。詳細は各自治体にお問い合わせください。千代田区ホームページなど各地方自治体のホームページ、厚生労働省ホームページもご確認ください。

令和7年帯状疱疹 .jpg

・他のワクチンとの接種間隔: 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」と他の注射生ワクチン(麻しん、風しん等)との間に中27日間以上間隔を空けてください。

・千代田保健所健康推進課保健予防係:03-5211-8172
・千代田区ホームページ:

https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/kenko/yobosesshu/taijohoshin-josei.html

・厚生労働省ホームページ:

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/shingles/index.html

上記は千代田区ホームページ、各メーカー資料を参照に作成しました。