呼吸器内科

概要・診療について

診療科概要・特徴

呼吸器内科では、呼吸器感染症や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、肺がん、睡眠時無呼吸症候群など、多彩な呼吸疾患の診療を行っています。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医を含む3人の常勤医師で外来と入院による治療にあたっています。薬物療法のほか、呼吸機能が低下した患者さんへの包括的呼吸リハビリテーションに力を入れており、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性発症した呼吸器疾患や慢性の呼吸器疾患、胸部の手術によって呼吸機能が低下している患者さんなどを対象に1週間、あるいは2週間の短期入院で包括的呼吸リハビリテーションに取り組んでいます。さらに、退院後も病棟・外来のスタッフで情報を共有しながら、それぞれの患者さんの呼吸機能の改善と維持をめざしています。また、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療、ダニとスギ花粉のアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法にも対応しています。

治療方針

患者さん一人ひとりのQOL(生活の質)を考慮して治療法を選択することを心がけています。必要な場合には経気管支肺生検や気管支肺胞洗浄などを行って病変を評価し、病態を把握することで治療法を検討しています。包括的呼吸リハビリテーションでは、医師や理学療法士、看護師、管理栄養士、薬剤師がチームでリハビリテーションに取り組み、スタッフ間で情報を共有しながら、それぞれの患者さんの呼吸機能の改善と維持をめざしています。

得意分野

呼吸器疾患全般に対応することに加え、包括的呼吸リハビリテーションに力を入れています。多職種による呼吸器リハビリテーション支援チームを結成しているほか、呼吸リハビリテーションを専門とする外来を設置しています。1週間あるいは2週間の短期入院で医師、理学療法士、看護師、管理栄養士、薬剤師がチームで包括的呼吸リハビリテーションに取り組み、退院後も病棟・外来のスタッフで情報を共有しながら、それぞれの患者さんの呼吸機能の改善と維持をめざしています。また、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療にも力を入れており、1泊の入院でポリソノグラフィーを用いた精密検査や持続的陽圧呼吸療法(CPAP)による治療を行っています。

得意分野
得意分野

対象疾患

  • 呼吸器感染症(肺炎など)
  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 間質性肺炎
  • 肺がん
  • 睡眠時無呼吸症候群など

実績

患者数

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
外来患者のべ数(数/年) 6,684 6,684 5,487 5,928 6,234 7,312
入院患者のべ数(数/年) 4,375 4,375 2,712 3,992 2,952 2,922

疾患別入院患者数

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
呼吸器新生物(肺癌・中皮腫など)治療 26 26 15 15 8 8
間質性肺炎 16 16 15 16 9 9
気管支喘息 44 44 15 10 15 15
COPD 10 10 2 4 6 3
気胸 5 5 1 2 1 1
誤嚥性肺炎 5 5 3 8 6 4
気管支鏡入院 39 39 11 17 9 15
睡眠時無呼吸(PSG) 62 69 26 45 36 37
その他呼吸器疾患 59 52 47 34 16 41
その他(呼吸器疾患以外) 51 51 30 57 55 62
COVID-19 36 80 89 11